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どうしちゃったの、日本人

 

 

夏休みや正月休みなど、バケーションには日本からかなりの観光客にまじって、

ホームステイだの留学した調べだのと訳の分からない渡米目的を持った若い子たち

がやってくる。別にそれはそれでいい。だが、バケーションが終わりしばらくすると、

在米日本人や日系人の間から耳の痛い言葉が聞こえてくる。「この頃の日本人、

どうなっちゃってんだろ」。これは、特にこっちへやってきた若い子をさして

いるのだが、実はその親にも向けられているのだ。

 

まず、知り合いの知り合いの知り合い…とかいう遥かに遠い他人から「アメリカに

行きたいので、世話してやってください」と子供なり若者が送られてくる。全然関係

ない筋を引き受ける方も方なのだが、滞在している間「あれが欲しいからあっちへ

連れてけ。これが見たいからこっち」と滞在先の家族を引っ張りまわす。出かけて

いる以外は寝転がって何にもしない。散々飲み食いしておいて「ごちそうさま」

でもない。さらに、帰った後も本人はもとより、親からも何の音沙汰もない。

「本人は仕方ないにしても、親が『お世話様でした』の一言もいってこない

って、どういうこと」とやはり世話をした知人の怒ること怒ること。もう、

面倒見るのはこりごり、ということになるのだ。

 

まさか。こんな例は特別、稀だろうと思いきや、バケーションを過ぎると

あちこちで聞くということは… これって最近の日本人平均値? びっくり

するのは、若い子ばかりじゃないってこと。どこそこの大学教授とか、大きな

会社の社長とか、いい大人が同じようなことをしているという。先日もある

知り合いが腹を立てていうことに「日本人って、情報はただだと思っている。

調べたいものがあるからって、一週間くらい時間を使っていろいろなところへ

電話をし、出かけていって話しを聞いて、まとめてやっても『ありがとう』

でもなく、さっさとそれ持って帰っちゃった」。

 

現代人は他人からいろいろしてもらうことに慣れ過ぎちゃった? それとも

受けて当然、そんな風潮なの? 人と人との関係が希薄になっていくと嘆かれて

いるが、こういう思いをさせられるくらいなら、関わりたくないと思うように

なっても仕方ないか。どう、思う?