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学校ってなんのために行くのだろうか。なんて、あおくさい質問をしてしまった。 息子が学校へ行かないようになって、考えなくても過ぎていくことを考えるように なった。高校はまともに出て、ちゃんと大学にも入学したが、ワタシも中退のクチ。 だから、学校へ行きたくないという気持ちは少しは分かるはずなのだが。自分が たどってきた道、その時の気持ち、全て忘れ去ってしまっている。親というものに なったことで、冷静さを欠いているようだ。 部屋の向こうにずらりと並んで座っている人々の紹介から、そのミーティングと 称する「お叱りの会」は始まった。Board of Educationの役員、警官、検事局からも 1人、学校区から数人、そして息子の高校のカウンセラー。こちらの高校システム では、生徒にカウンセラーがつき、カウンセラーが生徒の進路や教科選択の手配 など全てを支配する。 ともかく、ポリスやDistrict of Attorneyオフィスからも来てる、こっちの学校システムは ポリスとの連携プレーだから。やっぱりおおごとには変わりないか。なんか、気は重くなる 一方だ。Board役員がまず息子に学校へ行かない理由を聞く。息子は「面白くない」だの 何だのモゴモゴ答える。そうすると、並んでいる連中が次々に聞いてくる。「1日家に いるのか、そうだとしたら、一体何をやっているのか」。父親が「インターネット とか…」と口をはさんだ途端、即座に「それなら、インターネットをはずせ」「いや、 ワイフがコンピューターで仕事をしているものだから…」「あんたらは、子供を コントロールしたくないのか!ともかく、パスワードを作って入れないようにしなさい」。 有無を言わせぬ口調。「ともかく学校には行かなければダメだ。出来たら、あんたでも ワイフでも子供がサボらないよう一緒に授業に出なさい」。エーッ、ウッソー、そんな ことまでやらなきゃならないの?「ともかく、ここを出たらそののまま学校に息子を 連れて行きなさい」と宣告されたが、息子が「キックアウト(追い出し)されている 授業もある」と反論すると、警官の一人が息子の記録を見ながら「授業を妨害する などの問題がある場合に限って教師のキックアウトは許されるが、記録を見た限り そういう報告はあがってきていない」という。Board役員が息子のカウンセラーに 「教師からキックアウトされるようなら、こっちへ報告すること」と告げ「出席状況に 変化がなければ、次の処置が取られる」とこっちを脅かし終わり。ものの10数分 くらいだった。 何なんだ、コレは。コレがアメリカの教育なんだなぁ。子供に寄り添って何とかして やろうなんていう姿勢はこれっぽっちも見られない。そういうことは、自分たちの仕事 じゃないってことなんだろうな。ま、親の義務を半分ほど捨ててしまっているような ワタシには言う資格はないだろうが。それにしても、権力をふりかざされて、訳 わからないことを押し付けられたみたいで腹立つ。あの場面で言い返せないことも 腹立つ。これで、息子が毎日通えるようになったとしたら、これまでの不毛な日々は なんだったんだろ。だが、これで息子が学校へ行くようになるなど、これっぽっちも 思えなかった。 |